おはようございます。朝から冷たい雨の秋田市予想最高気温14度!最低気温12度。一日中雨の予報です。が降水確率90%。
この雨も明日の未明まででしょうか。明日は「7」のつく日で「五城目の朝市」が開かれる「市日(いちび)」です。520年以上続く朝市の歴史は、文献にもちゃんと記載されています。人々の交流のあった「市」は「商売」の原型、スモールサイズのビジネスといった感じがします。
時間を売るのではなく、自分で考えて商品を揃えて販売する、という経験は貴重だと思います。なかなかチャンスがないかもしれません。それでも、メルカリなどのサイトを通じてスモールビジネスをすることのできる「機会」は増えてきました。リアルなお店でなくても、挑戦することができます。
この朝市に関しては、とにかく敷居が低い、ビジターや初心者に優しいです。出店料も間口か、五城目町民か町外かで違いがありますが「210円」か「420円」。商品を置く台の無料貸し出しもあります。
子どもたちも「レジンで作ったアクセサリー」や木工所で分けてもらった「杉の木の削りクズ」をアロマテラピーの材料として、手の届く範囲で「商品」を考え、売り方を「工夫」して出店しています。もちろん毎回ではないし、「経験すること」を重視して大人たちがバックアップしています。
わたしは「菓子製造」の営業許可を持っていますので、焼き菓子とパンなどを出品しています。ジャムや漬物も「届出」が必要になりました。お近くの「保健所」でどういう設備と届なのか許可なのか、確認が必要です。これは市町村でルールが細かいところで微妙に違うので、直接管轄に問い合わせるのが一番です。
出店者の高齢化に伴い、朝市も寂しい状況でした。数年前から限定でビジター枠を設けてから、客層も変わり、取材などされるようにもなり、常時出店している方たちからもビジター出店者は認められてきたように感じます。
外での販売なので、体験三回目でテントがあった方がいいなあと思いAmazonで買いました。口コミを見ても「フリマで使う」などあり、テントはアウトドアのリクリエーションだけのものではなくなっています。

となりのおばさんが横目で見ています。地元の常時出店しているおばさんです。今日は「長ネギ」を持ってきています。二時間程度で完売して、さっさと帰っていきました。二時間での売り上げだとすれば、時給で考えると高時給になります。おばさんが「長ネギ」を載せている木製の台は、事務局で借りることができる無料の備品です。
わずかでも「現金収入」があるのは、生活費に直結しなくとも「潤い」になります。が、以前お話を聞いたおばさんは、父さんが病気で倒れてからは、山のモノ(山菜やキノコなど)を朝市で売って子どもを育てた、と言っていました。生活に密着した場でもあります。
客足を見て、今日はもうおしまいにしようと決められるのも朝市の特徴です。朝9時には開店していますので、11時頃には売り切れているお店が多数あります。わたしもお昼は町のどこかでランチをいただいて、午後からはもう自由です。
ひとつ決め事をしているのは、自分の売上が少なくても「必ず、どこかのお店で買い物をする」ということです。お店を続ける意欲が途切れないためにも、出店させてくれる朝市の協議会へのお礼のためにも、出店者同士の交流を大事にしたいと思っています。
メルカリやヤフオクで断捨離で出たアイテムを売ること、は、落札されなくても「売る人」の気持ちがわかる経験になると思います。自分で仕入れて利ザヤを計算して「せどり」をする前に、ちょっとした「経験」によって、自分のやり方が感じられるのではないでしょうか。
小商い(こあきない)は、おススメです。
では、そろそろピーチパイを焼いてきます。
明日のお天気が、あまりひどくなりませんように!
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