令和三年産新米が届くまで:稲刈りと「ほにょ」作りしてきました

稲刈り風景:ほにょ 稲作ダイアリー

おはようございます。昨日の天気予報と少し変わって、今にも雨が降りそうな秋田市予想最高気温27度、最低気温20度。くもり時々雨で降水確率90%。

稲刈り後、乾燥させるためにももうちょっと雨は待って欲しいです!

さて、コロナ禍ということもきっかけになっているのか地方へ移住、地方に拠点を移す会社も出てきています。リモートワークが少しずつ定着してきているのでしょう。

昨日は稲刈りでしたが、この春移住してきた若いご夫婦と田んぼで一緒になりました。わたしたちがお世話になっている農園は、移住者や転勤族、首都圏から夜行バスで通ってくるメンバーがいたりで情報交換やネットワーク作りにも役立っていると思っています。

3.3メートル四方のブロックで米作り

令和三年五月十五日「田植え」をしました。田植えの時は、ちょっとしたお祭り気分で、メンバーの大半が同じ日に作業しました。去年は、あぜ道で民謡歌手と三味線の方々が来てくれて演奏を聞きながら田植えをするという贅沢。今年は、コントラバスの演奏でしたがさらに気持ちよく、音楽と野外作業の相性の良さを実感しました。田植え唄もあるくらいですから、収穫への祈りと期待が込められているのでしょう。

初心者は、3.3メートル四方のワンブロックから米作りスタートとなり、二年目から希望の大きさに変更できます。このサイズが素人にはちょうどいい作業量だと思います。だいたいの作業が半日でひとつの目安になるので、普段の生活に組み入れやすいです。

さて、稲刈りです。先に作業をしていたご夫婦は9時頃到着とのこと。わたしは10時。自前の「鎌」を取り出して刈り取り始めました。

両手で抱えきれないくらいの束になったら、四、五本の稲でぐるりと束ねます。今年四年目ですが、毎回園主さんに聞きながらの作業です。ダメダメ。

はさがけした稲
ほにょ(棒がけ)

刈り取った稲を束ねて、棒に向きを変えながら積み重ねて「ほにょ」を作ります。カーテンみたいに「はさがけ」をする地域もありますが、こちらでは「棒がけ(杭がけ)」をし、できあがったものを「ほにょ」と呼んでいます。

「穂仁王」と言って稲穂が仁王立ちしているように見えることから「ほにおう」が「ほにょ」「ほんにょ」と呼ばれるようになったという説もあります。

天日干しだけで、米の水分量を把握はしづらいです。昔は目利きがいて、脱穀のタイミングを絶妙に設定できていたこともあったとか。今は、ある程度乾燥させてからハウスなどで乾燥させたり、乾燥機にかけたりしています。

数少ない乾燥機がどうやら秋田市にはあるそうで「常温定湿システム(DAG)」という熱風を使わず、空気中の水分を除去して一定の乾いた空気を送り、自然でゆるやかに乾燥するシステム(ヤンマーHPによる)です。自然の風味を損なわない本来の味を引き出す効果があるそうです。

コーヒー豆を挽く時にも、熱を持たせないように挽くことが風味を飛ばさないために大事といいます。「熱」が風味を飛ばして熱由来の焦げに似た風味に変えてしまうのかもしれません。

新米を食べるのはいつ?これから脱穀と…

テレビの夕方のニュースで稲刈り風景が紹介されると「新米まだですか?」と買いにみえるお客様がいらっしゃいます。

お米の品種や作っている土地の気候で「早い時期に収穫できるタイプ」とそうでないタイプがあって、圧倒的に「早い方」が割合として少ないです。

稲刈りして、乾燥させて、脱穀して、袋詰めされて「農協の検査」を経て市中に出回ります。農家さんから直接入手できる人もいるかもしれませんが、一般的には10月初旬からの販売になります。

お米の1袋(30キロ)あたりの値段が公式に決まるのは、実は収穫後しばらく経ってからです。先行で販売される値段は「去年と比較して」の概算なのです。ほとんど差額は出ないのですが、ゼロではないようです。

わたしたちの「手刈り」の稲は、お米になるまで、まだちょっと作業があります。稲の茎から「モミのついた米」をこそぎ取る「脱穀」という作業があります。

「脱穀」してもまだ「玄米」になっていません。「モミ」がついています。「モミ擦り(すり)」という作業を経て「玄米」になります。

さらに「玄米」から精米して「白いお米」になります。「真っ白」に精米すると「上白米」と言います。8分づきくらいが「消化によく」「栄養価も残っている」状態だと言われています。

精米した時に出る「糠(ぬか)」で「ぬか床」を作るのもいいですよね。

「稲」は、その脱穀した後の「ワラ」も使えますし、「ワラ」を揃えるために切ったとしても「切りくず」さえも「たい肥」になります。

わたしたちがずっとやってきた「米作り」って、いわゆる「SDGs」なんだなあと米作りをするようになってよく思います。

そんな生産者さんを応援していくことを続けたいです。まずは知ることからでも。

では、また!

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