アニメ「平家物語」と大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、史実とそれぞれの側の”物語”を楽しむ

兜の絵 ドラマ

おはようございます。週末になると「大河ドラマ」が気になってきます。土曜日の今日は、NHK総合で再放送がお昼にあります。そこを踏まえての日曜日で物語に加速がついたり。

「鎌倉殿の13人」は、栄華を極めている平家からの関東の地で武士の時代を作ろうとする源氏と北条の物語を北条側の視点でしるされた「吾妻鏡(あづまかがみ)」を基に描かれています。

なので「平家は悪者」みたいなとらえ方になっています。

そんな中でアニメ「平家物語」をAmazonプライムで観ると「平家の中にもいい人はいるじゃないか」というような単純な感想から始まり、親子の関係性だったり、時代の流れや特徴、権力者の生きざまが淡々とした絵柄でしみるように感じ入ってしまっています。

アニメの方が先行していた

2021年9月フジテレビのFODで先行配信されていたアニメ「平家物語」は、テレビでは2022年1月から深夜枠で放送されています。

わたしは、Amazonプライムビデオで観ています。他にもFODを始め、NetflixやひかりTV「アニメカ」、U-NEXTなどでも観ることができます。

アニメのキャラクター原案に「高野文子」さんの名前を発見。高野文子さんのマンガ「絶対安全剃刀」からアニメ「平家物語」のキャラクター原案への流れがとても興味深かったです。高野さんは、作品数が少なく、作風もシュールというか「死」や「老い」を独自の視点で描いていた印象がわたしにはあります。

「平家物語」の中のさまざまな「死」。未来がその眼に見えてしまう少女びわ。琵琶法師がうたう平家の物語。

古文で習った「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」で始まる「平家物語」をアニメで観る日が来るなんて思いもしなかったです。

毎週木曜日に更新される番組ですが、そろそろ平家のピークは過ぎてきて、鎌倉で源頼朝が動き出しています。

中世のトリックスターだったのか?後白河法皇様は

大河ドラマの方で何度か頼朝の夢枕に立つ西田敏行演じるところの「後白河法皇」。この法皇様が、源平の争いの元になり、武士を操る権力の頂点のようです。

アニメでは、さほどアクは強くなく感じられますが、大河ドラマでは生霊になるくらい強烈に描かれています。

どちらかというと、史実的には大河ドラマのアクの強さ、権力への執着があったのではと推察されます。

アクが強いと言えば、平清盛ですが歴代大河ドラマでは「新・平家物語」仲代達也、「平清盛」松山ケンイチが主役となり、敵役としては「源義経」辰巳柳太郎、「草燃える」金子信雄、「義経」(義経役はタッキー)では渡哲也。今作では過去に北条義時を演じた松平健が清盛役となっています。

TVドラマと史実はかならずしも一致しませんし、それぞれの原作がもつテーマに沿って演者が決まってくるのだろうと思います。視聴者が、なんとなく覚えている印象や過去の作品の記憶、毎年の大河ドラマは役作りも大変ですね。

登場人物が多いのと、血縁姻戚関係が複雑

以前「鎌倉殿の13人」って誰?という投稿をしました。そして、この時代のドラマを見ていると、例えば、源義経は頼朝の弟ではありますが、頼朝が三男で義経が九男。異母兄弟です。誰が誰と兄弟でどういう関係なのか、同族内でも複雑になっています。

北条義時にしても、最近キャストが発表された長男の泰時(演じるのは坂口健太郎)。母は、阿波局。あれ?姫の前でも伊賀の方でもないんだ。

勢力をかためるため、広げるために姻戚関係を作っていくことが第一の時代が続くのです。

そして同族でも争い平家物語にある「盛者必衰の理(じょうしゃひっすいのことわり)」をなして次々に英雄が生まれ、滅ぼされて戦国時代へと続いていきます。

登場人物は、その姻戚関係も含め広がってきて覚えることが多くなりそうです。

大河ドラマは、三谷作品ということもあり「ドラマチック」に展開していきます。アニメの方は、誰もが「滅びていく一族」ということを知っている主人公びわと同じ視線に立っています。わくわくするというよりは、滅びの美学のようでもあります。

同じ史実を両側から、しかも、TVドラマとアニメで接することができるタイミングの面白さ!苦手だった日本史のこの辺の時代も少しずつアタマに刻み込まれています。

しばらくしたら、鎌倉や京都を再訪してみたいものです。

では、また!


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