ネット保険会社で保険金を請求した話

オブジェ お金の話

おはようございます。今日も気温は絶賛上昇中。秋田市の予想最高気温32度、最低気温22度。晴れで降水確率0%。クーラー貯金始めようかと今更思います。

家計の見直しで、保険が注目されています。地方では、クルマを買ったらそこのディーラーさんが代理店だったり、知り合いに代理店がいる、という確率が高く、どうせだったら相談して、何かあったら親身になってくれる〇〇さんにお願いするというケースがごくごく普通です。そんな中で、ネットの自動車保険に加入したわたしは、今年で継続10年、事故2回。保険金請求、手続き、交渉、経験させていただきました。

加入している保険の内容は、対人、対物無制限。車両保険なし、今年から「弁護士費用等補償特約」をプラスしました。保険料が一年で3万円弱。等級は、15で、免許証の色は「ブルー」(そこで張ってるか、というところで一時停止違反を一度)。クルマは、事故に一度遭った時に、同じ程度の年式で走行距離の少ない軽自動車に車両変更していますが、ずっと軽自動車です。

では、事故の詳細を。平成30年の仕事納めの日に、凍結した交差点を極めて低スピードで走行中、まもなく交差点を抜けるというところだったので、あきらかにわたしの信号は「青」です。左側から信号無視の普通乗用車に追突されました。本当にスローモーションのように、驚く運転席の女性の顔が流れました。そのまま押されるように、右方向に流され歩道に乗り上げました。

事故直後、ドキドキしながら、まず警察に電話をしました。次は、保険会社です。担当者の名刺もないし、どこのコールセンターに電話がつながっているかもわからないネットの保険会社。ホームページから、事故報告をしました。これは、すぐにつながり、警察に連絡したことを確認され、折り返しエリアの担当者から電話をするということで、じっと待っていました。

担当者から電話があったのは、さほど時間が経っていなかったと思います。こういう経緯で事故に遭ったと伝えたら、「乗り上げた歩道に人がいなくてよかったですね。」という冷静な一言。そうか、その可能性もあった訳だ。一瞬で事故を客観視できるようになりました。「保険」は「可能性」に対応する手段なんだ。起こったことだけではなく、起こりうるほかの事象も補填しなくてはいけないのだ。

結果、当方が過失ゼロなので、保険会社としてはこれからの相手の対応を見守るだけだと言われてしまいました。そうです。これから自動車整備工場に連絡し、自走できるようだったら事故車のまま運転して持っていき、代車の交渉をして、自分で整形外科に行くのです。ケガもなく、自動車整備工場のオーナーと知り合いなので、わたしは一人で淡々と作業をこなし、整形外科に向かいました。

廃車になった愛車

その間に、相手側の保険会社の「対人」と「対物」それぞれの担当者から電話が入ります。わたし、さっきクルマにぶつかられて結構参っているんだけど、と思っても、交渉の窓口は「わたし」なのです。これは、保険会社がネットだろうが、大手だろうが、同じことなのでしょう、たぶん。なにか特約でもあるのかな?

スピードは出ていなかったにせよ、横から追突されていますので、ストレートネックなどで通っていた整形外科のクリニックに行き、交通事故である旨を窓口で話しました。少し安心して気持ちが緩んだのか、女医さんや看護師さんに経緯を伝えながら涙ぐんでいたかもしれません。X線を撮ったり、検査を一通りして、リハビリルームで牽引と電気をかけ、湿布剤、安定剤を処方してもらい帰宅。

その後通院が一旦終了してから、請求作業に入ります。それまで、車両の方は、間に自動車整備工場の担当者が入ってくれて、フレームが変形しているなどで修理する費用が、現在の査定より多くなることなどを伝えてもらい、全損で廃車となりました。「対人」の方は、定期的に通院状況の確認が入ってきます。様子を聞きに、自分の保険会社から連絡があり、通院が続いているようなら「搭乗者傷害保険」の対象になることを伝えられました。

保険金は、被害の額が確定してからそれぞれ振り込まれてきます。二か月後に車両分が、「対人」に関しては通院が終わってから請求処理をして、すぐに振り込みがありました。「搭乗者傷害保険」をネット保険会社に請求。下取りの中古車が出る予定があるというので、その代金に充てました。

事故が前年12月末、一件落着が年を越えての4月。5月のある日、信号待ちの列の中で、後ろのクルマがブレーキを緩めてしまい軽い追突。半年以内に追突されていること、頚椎は以前より弱いこと、などで事故扱いにして、警察、保険会社、クリニックにまたお世話になりました。このケースは、修理費用も小さかったので相手側は保険を使わず、運転者本人から修理費用を振り込んでいただきました。

びっくりするような高齢者も免許返納を迷いながら、ハンドルを握っています。クラクションを鳴らしても、わたしが運転しているクルマに向かってバックしてくるシルバー車の経験は、わたしだけではないようです。「わたしは、ブレーキを踏んでいたのに、クルマが動いた。」と言う方もいらっしゃるので、今年度からの保険に「弁護士費用等補償特約」をプラスしました。

前の職場の同僚は、「無保険」の「未成年」者に追突され、自分が悪くないのに交渉にとても難儀し、嫌な思いをしたことをポツリと話してくれました。結果、本人だけでなく保護者も支払できないということで、祖父の方と交渉したそうです。「交渉人」がいた方が、ストレスは少なくなるかと思います。今後の保険には、事故が起きて、保険金が振り込まれる間の「こまごまとしたやりとり」を代行してくれるサービスがパーツとして加わるのではないでしょうか。

ネットの自動車保険、ロードサービス関係では、鍵のとじ込みの時、使いました。提携している自動車修理工場の人が来てくれたのですが、日曜日だったので、もしかしたらオーナーさんだったかも。

保険料に限らず、支払うお金が安いというとき、理由があるはずです。自分でカバーできる内容なのか、お金を払ってもお願いした方がよいのか。「お金」を間にはさんで、やりとりすることは、それだけの「価値」をお互い認める作業を経て「代金」が決まるのではないでしょうか。面倒くさい、わかりにくい、として、そこに疑念を持ちながら万一の時を迎えたら後悔しかないと思います。

わたしの経験は、ひとつのケースです。みなさんだったら、どこをどうアレンジしますか?サイズの合わない服は、やっぱり着心地悪いですよね。どこまで我慢できるか、そこまで我慢が必要か、折り合いをつけるポイントを探してみてはいかがでしょうか?

暑さで判断が鈍りがちになります。どうぞご安全に!
では、また明日!

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