この4月で89歳になった母と二人暮らしをしています。専業主婦としてその場を死守していた母ですが、ここ数年、人数以上におかずを作ってはそっと捨てる。味付けが塩気多過ぎ状態が続き、つい先日ご飯を電子レンジで温めるのにひとパック温めたのを忘れて、別のひとパックを温め、逆切れ。
「わたしがご飯を作ろうか?」とようやくキッチンの主導権を渡してもらいました。
すでに、家事と言うより「ボケ防止トレーニング」と見なしていましたが、そろそろ譲っていただいてもいい頃合いでした。
みなさんの冷蔵庫、冷凍庫に保冷材は入っていますか?入っているとしたら何個くらいですか?
我が家は、20個以上いろんなサイズで入っていました。

仮に気温の高い季節で、どこかへ持ち運びが必要な場合であれば何個あれば間に合うでしょうか。季節的にあまり必要性の高くないこの時季、果たしてこの数は必要でしょうか?冷凍庫は詰まっていた方が保冷効果があるにしても、ボコボコに波打った保冷材はいかがなものか。
まずは、取り除くことからわたしのキッチン担当作業を始めました。
取り除いた保冷材は平らにして、ワゴンを置いてしまって開けなくなった食器戸棚の引き出しに仮置きすることにしました。
なんで、手前に開く引き出しの前にワゴンを置くかなあ。とかは、また別の機会にします。
冷凍食品や生菓子に付けてもらったりする「保冷剤」。そもそも何でできているんでしょう?
その成分は、ほとんどが「水分」。少量の「高吸収性ポリマー」に水分を含ませてジェル状にしているのだそうです。(「オリーブオイルをひとまわし」HPより)
日本保冷剤工業会では、毒性のないこと、捨てる時は「それぞれの地方自治体のルールに従って」とありますが、上記のHPでは「毒性がなくても、水分を吸収してしまうので喉が詰まってしまう」ことを指摘しています。
また、同じ特性から「流しに捨てると配管が詰まること」も。捨てる時は、中身を出さずに捨てるのがいいようです。
それ以外に使い道として、不在時の植物への水やりなども書かれていて、目からウロコでした。
冷凍庫内は、いつから冷凍しているものなのか、も大事なポイントです。冷凍焼けという言葉があるように「乾燥」したり「変色」することもあります。蒸発した水分で霜だらけになることも。
なんでもとりあえず冷凍庫に入れておく、というのはやめたいですよね。
さあ、冷凍庫をすっきりさせて、次は、冷蔵庫のポケットにあるチューブの調味料、香辛料の賞味期限と数もチェックしなくては!
自動的に製氷ができなくなったようなので、ひとまわり小さい冷蔵庫に買い替えるのを目標に今日も発掘と整理作業に入ります。
老母のハートを傷つけないように、とは思うのですがつい「なんで!」と思うこともしばしば。習慣化すれば、自分も老いた時に普通に手が動くようでありたいです。
では、また!

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