ひとりの食卓:一日中氷点下だとしても、立春。かみしめて日々を過したいです。

黒ゴマ入りの雑穀パン ひとりの食卓

思いのほか厳しい冬を過ごしています。秋田市予想最高気温ようやく1度、最低気温マイナス3度。夜には、雪が降りそうです。

週末に向けて最高気温が0度が続きます。そんな中、今日、立春を迎えました。

「立春」とは、やはり冬のど真ん中

二十四節気(にじゅうしせっき)を話題に入れるとグッとオトナな感じがします。(Yahooニュース記事はこちら

立春は、節分の翌日。

でも、春も夏も秋も冬も節分という区切りがあり、翌日が「立春」「立夏」「立秋」「立冬」と呼ばれて「次の季節の始まり」を表しています。

「立春」には加えて、その年の「始まり」という意味も込められています。令和四年壬寅(みずのえとら)は、本日2月4日から始まるという訳です。

ただ、この分け方は、太陽の動きから算出されているので、実際のわたしたちが感じる暑さや寒さとはかけ離れています。

立春のこの時季、まだまだ寒い日が続くのはそういうところに由来しています。

屋根からせりだし凍っている雪
屋根から落ちそうで凍っている雪

わたしの小さな菓子製造の加工所は、屋根の勾配がゆるくて積もった雪がなかなか滑り落ちません。そのうち凍ってきました。椿の木が支えているかっこうになっています。

屋根からせり出した積もった雪を「雪庇(せっぴ)」と言いますが、秋田県の南部横手地方では「マブ」と呼んでいます。初めて聞いた時は、「?」でしたが、確かに秋田県南部の雪の積もり方は半端ではなく、屋根に雪下ろし用のハシゴが最初から設置されていたりします。独自の呼び方があっても不思議はないです。「まぶた」みたいだからなんでしょうか?由来が知りたいです。

漢方では「黒いもの」が冬に適した食べもの

漢方では、冬を表す色は「黒」。冬場は、黒い「ひじき」「ゴマ」「キクラゲ」「黒豆」などを積極的食べるとよいとされています。

今日は、雑穀入りのパンに黒ゴマをたっぷり加えて、香りと広がる味わいを楽しんでもらおうと円形に焼いてみました。高めの温度で表面をかりっと焼き上げ、食感も変えてみます。

黒ゴマ入りの雑穀パン
はちみつやチーズと合わせてどうぞ!

立春の今日を過ぎると、少しずつ春の養生を取り入れていくことも大事です。

確かに寒いし、雪も降っていますが、少しずつ日が長くなってきています。すぐに暗くなっていたように感じていたのが、あれ?まだ明るいな、と思うようになります。

少しずつ日が長くなってくると、嬉しさもあります。どんなに気温が低い日が続いても、一歩ずつ明るさが増していき、春がくることを待つ気持ちがわいてきますよね。

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四季を意識するだけではなく、二十四節気にまで思いを寄せることで自然と自分の関わり合いを濃くできそうです。年を取ってわかること、楽しめることってあるのかもしれません。若い方は、どうぞお楽しみに!

では、また!

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