草を打つ日々:畑仕事は、準備が大事。ワラや「紙」のマルチも登場しています。

ハウスを組み立てる 農的暮らし

5月に入って気温も上昇中。あちこちの田んぼで「田植え」の風景が見られるようになりました。

わたしが通っている秋田県潟上市の「たそがれ野育園」もおおかたの「田んぼクラス」の田植えは終了。畑クラスである「キッチンファーム」は、畑の畝づくりと種まきなどを並行して作業中です。

先月は、昨シーズンのかたづけなどをしていました。

畑でよく見かける黒マルチ

よく見かける光景として、畑の畝に黒いマルチシートを敷いているがあります。畝を作ってから、黒いマルチシートで覆い、丸く穴を開けて種や苗を植え付けます。

この「黒マルチ」と呼ばれる農業資材は、ポリエチレン製が多いです。規格に沿っていると機械を使って作業もできます。

このポリエチレン製が気になる園主、そしてメンバー。手始めに稲わらでマルチングをしました。すべての畑地を稲わらで覆うことはできませんが、まずは芽を出してきたセロリをガードします。

それにしても「稲」という作物は、「米」として主食になるだけではなく、その稲わらも「なう」ことによって縄になったり、細工して容器になったり(「つと」として納豆作り、卵を包む入れ物)、このようにマルチとして役立った後には土に還り、全体を無駄なく生かすことができ、素晴らしいとしか言いようがないです。

稲わらでマルチしたセロリ
稲わらでマルチング
なぜマルチングするのでしょうか?

地面を覆うことを「マルチング」と言いますが、大きな目的は以下の通りです。

  • 地面の温度を上げる…寒冷地では急に夜中や早朝気温が下がることがあります
  • 雨によって泥が作物に跳ね返るのを防ぐ…土中にはたくさんの病原菌が存在していて、病気の原因になることがあります
  • 雑草の予防
  • 水分の蒸発を防ぐ

などがあげられます。

が、その素材は他にないのでしょうか?黒マルチは、あとで回収してゴミとして処分が必要です。土にかえる素材でできたマルチもあるのではないでしょうか?

コスト高に見えますが、回収&処分時の作業を人件費としてとらえ、自然環境のことを考えると選択肢のひとつになりますね。

今年、「たそがれ野育園」では「紙製」のマルチシートを使ってみています。黒マルチのように滑りがよくなくて、作業に手間をとったようですが、ひとつの試みのスタートです。

紙なので上に上がると破れることもあり、これからの進化に期待します。

作業経過としては、里芋の植え付け、ジャガイモの芽かきなどが進んでいます。食料自給率を上げるためにも小さな一歩を続けていきます。では!

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