極早生から早生へ「おつな姫」(枝豆)を食べた

枝豆「おつな姫」 旬を楽しむ

おはようございます。台風一過まだ風はあるものの、暑さが戻ってきました。秋田市予想最高気温32度、最低気温22度、くもり時々晴れで降水確率40%。

さて、旬の野菜や果物を語るとき「早生」「中生」「晩生」という言葉が出てきます。これは、同じ作物であっても生育の早いものから遅いもの、収穫期の違いを表しています。「早稲」と「稲」を使うこともあります。

「早稲田大学」の「早稲田」というのは、もともと地名(早稲田村)で古くは水田が広がる農村地帯だったようです。ちょっとしたトリビアでした。

「早生(わせ)」は、種まきしてから収穫の期間が短いもの。シーズン最初に店頭に並ぶ品種をいいます。
「中生(なかて)」は、「早生」と「晩生(おくて)」の中間。
「晩生(おくて)」は、成熟期の遅い品種でシーズン最後のお楽しみ感があります。

枝豆の早生品種

種まきをして枝豆は、だいたい80日で収穫されるといいます。早生の中でもさらに早い品種に「グリーン75」という枝豆がありますが、この品種はその名の通り75日だったりします。

「グリーン75」は、早さを楽しむ枝豆かもしれません。今年もこのシーズンが始まった、と気付くのが「グリーン75」や「一力」という品種の枝豆が登場する頃です。

昨日食べた「おつな姫」は、早生品種と言われています。当地では、比較的長くお店に並んでいます。

枝豆「おつな姫」
茹で立ての「おつな姫」

前回の「神風香」に比べて、少し豆は小さく平たい感じです。
サカタのタネさんのHPによると
1.80日タイプ(関東標準)の早生品種
2.甘みと風味(茶豆)風味
3.白毛の大さやで3粒さや率の高い秀品多収品種
4.さやの充実がよく、全体にまんべんなく着莢するので荷姿が美しい
という、生産者サイドの解説です。

食べる側の感想としては、茹で上がりの鮮やかな緑色が美しく、甘みが強いというのが一番。
毎度お伝えしますが、買ったらすぐに茹でてくださいね!

枝豆を使ってアレコレ

わたしは直売所で「フードコーディネーター(商品開発)」としての動きも求められていたので、枝豆を使った加工品を何度か商品化しました。

枝豆を「ずんだあん(枝豆のあん)」にして、秋田の酒蔵が作っている大吟醸酒粕を生地に入れた「ずんだあんの酒饅頭」です。枝豆と酒粕の香りが豊かで、すぐに完売しました。

ずんだあんの酒饅頭
蒸しあがりホクホクのずんだあんの酒饅頭

枝豆は薄皮をとりのぞいて冷凍しておくと、いつでも「ずんだあん」が作れます。しっとり感が欲しいので、わたしは白あんを混ぜています。「あん」を作るときの砂糖は、グラニュー糖より「上白糖」を使った方が粘りが出て向いていると思います。

枝豆を食べきれない時は、やはり薄皮をとりのぞいておくとチーズパンのトッピングにも合います。

枝豆とチーズのパン
枝豆とチーズのパン

チーズと枝豆でしっかりタンパク質を補給してください。塩分もとれますので、夏バテ気味の時はお勧めです。細長くスティック状にカットしておくと、つまみながら食べやすくなります。

この夏、挑戦してみたい枝豆の加工品は塩水に浸けて発酵させるという「枝豆の豆漬け」です。この場合枝豆はさやごと塩水に浸けこみます。乳酸発酵で古漬けになるというのが楽しみです。
発酵食品の権威小泉武夫先生の「小泉武夫マガジン」の記事を参考にしています。

枝豆は、保存性にも富んだありがたい存在だと思います。

季節を感じながら、そして季節の強い攻撃に備える態勢を取りつつ過ごしていきたいですね。

枝豆カレンダーとしては「おつな姫」をしばらく楽しんだら、次は「湯上りむすめ」でしょうか?旧盆の頃には、また別の品種がピークを迎えることと思います。どうぞ、お楽しみに!

地域によっては、入手しづらい品種もあるかと思います。時々大型スーパーをのぞいてみてください。秋田からも直送便が届いているはずです。

木曜日は、一週間でも疲れが出てくる曜日とか。週末まであと少しです。
では、また明日!

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