おはようございます。太陽の光がありがたい秋田市予想最高気温17度、最低気温8度。お天気はくもりで降水確率30%。わずかでも晴れているのがありがたい時季になりました。
昨日(11/3)は、公開初日の「きのう何食べた?」を観にTOHOシネマズのあるイオンモールへ行ってきました。早めに行って駐車スペースを確保し、ウォーキングがてら地下一階から地上三階を歩き回りました。
原作マンガは読んでいないので、ものすごく見たくてたまりませんが、ドラマ版をTVerで観てすっかりファンになった「きのう何食べた?」です。
モーニングコミックスの第一巻が、今ならkindleで無料配信中。早速、ライブラリにおとしました。

主人公の弁護士「シロさん」と美容師「ケンジ」の二人のカップルが、お互いを大事に思いながら生活する姿と「一緒に食事をする風景」を通して「二度とない愛おしい瞬間」を連続で見せてくれます。
それにしても、俳優陣が素晴らしいです。原作に寄せてきているし、特にわたしは「ブラックペアン」が好きだったので、内野聖陽さんの演技のふり幅に圧倒されました。朝ドラにもこの二人出ていたなあ。
田中美佐子さんの役どころも、陰陽の「陽」部分でありながら嫌味がなく、まっすぐな佳代子さんでした。
予告動画や、公開前の特別番組で何度も流れてきた京都旅行のシーンは、思ったより時間としては短かったけれど、印象的で「そうだ、京都行こう」と言いたくなりました。
京都と言えば、というような豪華なお料理より、下調べして行った町場のカレーうどんや一緒に食べるお団子など、わたしも行けるかも、という設定がうまいなあと思いました。
ただ、あの旅館は無理だな。あそこは夢みたいなもんでした。
竹林とか、紅葉のライティングとか、本当に素敵でした。なかなか遠出できない昨今、旅行気分を満たしてくれました。
シロさんがお料理を作るシーンが秀逸です。そして、いや、なかなかそんな食材がそろっている訳ないと思いながらも「レシピを覚えようとする」自分に気づきます。
手順が効率よく、見せ方がきれいなので、帰ったらアレをこうできないか?などと思ったりします。
とりあえずオマージュのトーストに本来は「キャラメルりんご」と「ハーゲンダッツバニラ」のせで「シナモン」ふりかけるメニューですが、自作コンポートをトーストしたパンにのせて映画の中の食卓を思い出し、噛みしめます。

リンゴのカットの仕方も違うし、キャラメリゼもしていませんが、わたしなりの思い出の反芻です。(そして、お皿をふけばよかった。。。)
シロさんの両親と、ケンジの母親のこれからが少しうかがい知れるストーリーでしたが、本人たちも老いや健康に不安を持ちながら過ごしているんだなあと思いました。
人間関係も破綻したり、再生したり、会話することがなくても通じ合ったり。ドラマで演じられていたシーンが、少しずつ増幅して映画になっていました。
小日向さんとジルベールには、「わさビーフ」が欠かせないし。ジルベール役をキャスティングした人すごいな。
ケンジとジルベールが大好物のスナックが「わさビーフ」と知り、次にスーパーに行ったら絶対買おうと決めていました。クセになるフレーバーです。
ネタバレするつもりがなくても、モレてしまうのですが、今回は予告動画でのシーンについてなら大丈夫かなと思いながら書いています。
シロさんが受け持つ裁判のちょっと切ない設定ですとか、若いカップルのやりとり、誰かの嬉しいことを共有できるかどうか、結構美人さんだったスーパーのスタッフだとか、小さいエピソードのすべてが思い出されて、噛みしめるたびに「こうありたい」「これはよしておこう」などと思うのです。
映画のサイズでどうなるんだろう、と思ったけれど調理シーンも最後のシーンも映画ならではの空気感を楽しむことができました。
んで、あなたは「きのう何食べた?」、わたしは「きのう何食べた?」と問いかけたくなる映画でした。
では、また!わさビーフ、買いに行きます。
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